かんたん労働法

雇主と働く人 難しい労働関係法をかんたんに理解したい  

雇う人と雇われる人の関係

人を雇うことは、雇われる人と労働契約を締結することを意味します。

また、雇われる人からみると雇主と労働契約を締結することを意味します。

求人に応募して、採用が決まり、働くようになったならば、それは雇主と働く人の間で労働契約が締結されたことを意味します。

働く人から見るとあまり意識しないかもしれません。

しかし、雇う立場の方は、契約を意識しませんでしたでは全く通用しません。

人を雇う以上は、労働契約を締結するという意識をしっかり持たなければなりません。

契約関係にあるということはお互いに義務を負い、権利をもつことを意味します。

 

雇主は報酬を支払う義務があります。他方で働く人から労務を受け取る権利があります。

働く人は監督に従い労務提供する義務があります。他方で雇主から報酬を受け取る権利があります。

これが主たる権利義務になります。

他にも労働契約関係に入った当事者間には様々な規制が及びます。